完成工事原価
【読み方】かんせいこうじげんか
完成工事原価は、工事を完了するためにかかった全ての費用を指します。
完成工事原価とは
完成工事原価の基本概念
完成工事原価とは、工事が完了するまでに実際にかかった全ての費用のことを指します。これには、材料費、労務費、外注費、間接費などが含まれます。建設業においては、この指標が企業の財務状況や経営効率を評価する重要な要素となります。
完成工事原価と完成工事高の違い
完成工事原価とよく混同される用語に「完成工事高」があります。完成工事高は、工事が完了した際に得られる収益のことを指します。一方、完成工事原価は収益に対する費用です。具体的には、ある工事の完成工事高が1億円で、完成工事原価が8000万円であれば、2000万円が利益となります。
経審への影響
経営事項審査(経審)では、完成工事原価の管理が重要な評価項目となります。経審における評価点数は、企業の財務健全性を示すため、完成工事原価が適正に管理されていることが求められます。適正な原価管理は、企業の信用力を高め、公共工事の受注にもプラスの影響を与えます。
実務での完成工事原価のポイント
やりがちなミス
完成工事原価の計算でよくあるミスは、間接費の計上漏れです。特に小規模の工事では、細かい経費の見落としが発生しやすいです。これを防ぐためには、日々の経費をしっかり記録し、定期的に見直す習慣を付けることが重要です。
注意点
完成工事原価を適正に管理するためには、月次で原価を見直し、予算と実績の差異を分析することが必要です。この差異分析により、無駄なコストを削減し、次のプロジェクトへの改善点を見つけることができます。また、経審の評価に影響するため、正確なデータをもとに報告書を作成することも重要です。
関連用語
- 経営事項審査(経審):公共工事受注のために必要な企業の評価基準。
- 完成工事高:工事が完了した際に得られる収益。
- 原価管理:プロジェクトのコストを計画・実行・評価するプロセス。
- 財務諸表:企業の財務状況を示す書類。
- 外注費:外部業者に委託した作業に対する費用。
よくある質問
Q1: 完成工事原価はどのように計算されますか?
A1: 完成工事原価は、材料費、労務費、外注費、間接費など工事にかかったすべての費用を合計して算出されます。
Q2: 完成工事原価が高いと何が問題ですか?
A2: 完成工事原価が高いと、利益率が低下し、経営効率が悪化します。これは、企業の財務状況や経審の評価に悪影響を及ぼす可能性があります。


