最低制限価格
【読み方】さいていせいげんかかく
公共工事におけるダンピング防止のための最低入札価格。
最低制限価格とは
最低制限価格の目的
最低制限価格は、公共工事において不当に低い価格での入札を防止するために設定されます。これにより、ダンピング防止と品質確保が図られ、適正な競争が維持されます。例えば、過去の事例では、ある自治体が最低制限価格を設けることで、品質を犠牲にした低価格競争を抑制し、地域の建設業者が適正な利益を挙げられるようにしました。
最低制限価格と予定価格の違い
最低制限価格は、入札価格がこれを下回ると失格になる基準価格です。一方、予定価格は発注者が考える適正な工事費用を示すもので、入札者はこの価格を超えない範囲で競争を行います。最低制限価格は市場価格を基にした計算が行われ、通常は予定価格の60%から80%程度に設定されることが一般的です。
具体的な数値事例
例えば、ある公共工事の予定価格が1億円と設定されている場合、最低制限価格は6000万円から8000万円程度に設定されることがあります。この範囲を下回る入札は失格となるため、入札者は注意が必要です。
実務での最低制限価格のポイント
やりがちなミス
最低制限価格を把握せずに入札を行うと、失格になるリスクがあります。特に新規参入の業者は、過去の入札結果や市場価格を十分に調査し、最低制限価格を予測することが重要です。また、過去の事例を参考にし、類似工事の最低制限価格を確認することも有効です。
注意点
最低制限価格は公開されないことが多いため、入札者は自社の積算能力を高め、精度の高い見積もりを行う必要があります。さらに、最低制限価格に近い価格で入札する際は、品質や納期に影響を与えない範囲でコストを削減する工夫が求められます。
関連用語
- 予定価格 - 発注者が設定する基準となる工事費用。
- ダンピング - 不当に低い価格での入札行為。
- 入札失格 - 指定基準を満たさない入札が無効となること。
- 積算 - 工事費用の詳細な計算および見積もり。
- 公共工事 - 政府や自治体が発注する建設工事。
よくある質問
Q1: 最低制限価格はどのように設定されますか?
A1: 最低制限価格は、過去の入札結果や市場価格を基に、予定価格の60%から80%を目安に設定されます。
Q2: 最低制限価格を公開している自治体はありますか?
A2: 通常、最低制限価格は公開されませんが、過去の入札結果などから推測することが可能です。
Q3: 最低制限価格を下回った場合、再入札は可能ですか?
A3: 一般的には再入札はできません。入札失格となり、次回以降の入札に備えることになります。


